電動アシスト自転車の選び方ガイド

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軽さで選ぶときのポイントと注意点

2015年9月21日

現在国内3メーカーの中で最も軽いモデルはパナソニックのチタンフラットロードEBですが、このモデルは定価647,620円(税抜)~753,334円(税抜)もしてしまいます。普段使いの電動アシスト自転車を選ぶ際には現実的な選択肢ではありませんので、それ以外のアシスト自転車の中から軽さ重視で選ぶ時のポイントや注意点をご紹介します。

最も軽いのはスポーツ系

電動アシスト自転車の中で最も重量が軽いのはスポーツ系のモデルです。これは電動アシスト自転車だけではなく自転車全般に言えることですね。
ではなぜスポーツ系のモデルが軽いのかというと、余分な機能を徹底低に省き、軽さ重視のパーツを使っているからです。

カゴやキャリアの重量を確認

スポーツ系の最もわかりやすい特徴は、前カゴや後キャリアがついてないというところです。カゴやキャリアは1kg以上する物もありますので、この2つを省いただけでも2~3kgも車体重量が軽くなります。

逆から見れば、スポーツ系の軽いモデルにカゴとキャリアを取り付けるとそれだけで2~3kgも重くなってしまうということでもあります。せっかく軽さ重視で選んでもカゴやキャリアを取り付けたら想像以上に重くなってしまった、ということもありますので、スポーツ系を選ぶ際には取り付けるパーツも含めた重量を確認するようにしましょう。

軽快タイプ(ママチャリ系)から選ぶ

軽快タイプはスポーツ系に比べるとどうしても車体重量は重くなってしまいますが、軽快車としてのメリットもたくさんあります。

軽さと利便性

軽快タイプは前カゴ・後キャリア・泥除けなどが最初から装備されているので、日常的なお買い物や通勤に使うにはやはり便利です。また小柄な方や女性でも跨ぎやすくて足付きが良いなどのメリットも多いです。
そして軽快タイプの中にも特に軽さ重視で作られたモデルもあり、そういったモデルであればカゴやキャリアを後付けしたスポーツタイプとそれほど重量の面でも変わらなくなります。

軽さで選ぶ際の注意点

車体重量の軽さ重視で選ぶ際には必要なパーツを全て含めた総重量で比較するようにしましょう。またパーツを付け足すことによってコストも高くなってしまうので、どこまで軽さを追求するか、というのもポイントになってきます。
例えば3kgほど重さが違えばかなり違いが実感できますが、1kg以下の違いであればそれほど気にならない程度の差です。ほんの数百グラムの違いでコストが大きく変わったり利便性が損なわれるのであれば、そこまで軽さにこだわらないほうが良いですよね。
また、スポーツ車や軽快車タイプの軽さ重視のモデルは子供乗せとしては使えないことが多いです。子供乗せとして使う方はある程度の重さは妥協するしかありません。重い自転車の取り回しは大変ですがやはりお子様の安全が第一ですので、スポーツ系モデル等に無理にチャイルドシートを取り付けたりはしないようにしましょう。

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