おすすめの電動アシスト自転車・人気モデルの比較・選び方や疑問点など、現役自転車店スタッフがあなたの電動アシスト自転車選びをサポートします!
2015年6月5日
ひとくくりに電動アシスト自転車と言っても各社いろんな種類を取り揃えていて、値段も8万円台から十数万円までと、とても幅広いです。
ぱっと一目見ただけでは同じように見えるのに倍くらい値段が違うこともあります。
でも値段の違いにはいくつかのポイントがあるのでそこを押さえれば簡単に見分けることができます。
電動アシスト自転車は電気の力でこぐ人を助けてくれますが、その電力を供給するのがサドル下に収納されているバッテリーです。
アシスト力の強さの最大値は法律で上限が決まっているために国内主力メーカーであればパワーに大きな差はありません。
ではバッテリー容量が違うと何が違うのでしょうか?
その違いは走行距離です。
小さいバッテリーでは1回の充電で短い距離しか走れず、大きいバッテリーでは長い距離が走れるのです。
例えば、下の表をご覧ください。
これはパナソニックのある2車種を比較したものです。
モデル名 | ビビ・TX | ビビ・EX |
外観 | ![]() | ![]() |
バッテリー容量 | 6.6Ah | 13.2Ah |
走行距離 | 約23km | 約47km |
税抜価格 | 85,000円 | 123,000円 |
外観はそっくりでほとんど見分けがつきませんが、走行距離と値段には大きな違いがありますね。
近所のスーパーまで買い物に行く程度や最寄の駅までしか乗らないという方であればビビ・TXで充分ですが、毎日通勤で片道15キロ走るという方にはビビ・EXがおすすめです。
これは電動アシスト自転車に限ったことではありませんが、やはり特殊なデザインのものは値段が高くなります。
上でご紹介した85,000円のビビ・TXと同じメーカー(パナソニック)で同じバッテリー容量(6.6Ah)のある2車種を比較してみましょう。
モデル名 | グリッター・EB | オフタイム |
外観 | ![]() | ![]() |
バッテリー容量 | 6.6Ah | 6.6Ah |
走行距離 | 約25km | 約29km |
税抜価格 | 95,000円 | 123,000円 |
バッテリー容量は同じなので走行距離はビビ・TXとあまり変わりませんね。
でも値段はかなり違います。
右のオフタイムの方は折りたたみ機能がついているので特に高いですね。
しかもこの2車種は前カゴ・後ろキャリアが付いてないので、それらを付けるとさらに値段は高くなります。
一般的な軽快車(いわゆるママチャリタイプ)のようなデザインではなく、かわいい・かっこ良いデザインのものが欲しい方にはこのような特殊なデザインのものがおすすです。
また、駐輪場がないので玄関に小さく収納したい方には折りたたみタイプがおすすめです。
逆にデザインにはこだわりがなくできるだけ値段が安いほうが良いという方には、特殊なデザインの車種よりもビビ・TXのような軽快車タイプの方が安くておすすめです。