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2015年8月23日
PAS SIONシリーズは2014年に誕生しました。シニア世代ユーザーの増加に伴い、わかりやすく使いやすいことをコンセプトに開発されたモデルです。20インチで軽快車風デザインのPAS SION-Uと24インチでシティ車風デザインのPAS SION-Vの2タイプがあります。
このPAS SIONシリーズの新モデルが2015年秋にリリースされます。これまでの特徴を残しつつさらに新化したPAS SIONシリーズをご覧下さい。
このシリーズの大きな特徴はPAS SION-Uは20インチ、PAS SION-Vは24インチと小径サイズになっているところです。特にPAS SION-Uはサドルの高さとフレームの高さがPASシリーズの中でも最も低く設定されているので、小柄な方はもちろん、しっかりと足をつけたい方や跨る時に不安を感じていた方でも安心して乗ることができます。
PAS SION-Vは直線的なフレームデザインが特徴で、PAS SION-Uに比べてスポーティなデザインです。適正身長はPAS SION-Uよりはやや高くなりますが、それでも136cmからになっていますので、こちらも小柄な方でも充分安心して乗っていただけます。
これまでも24インチのモデルはたくさんありましたが全て軽快車風デザインでした。24インチでシティ車風デザインというのはほぼなかったのではないでしょうか。
PAS SIONシリーズのもう一つの大きな特徴は電源スイッチがとてもシンプルでわかりやすいところです。
これは電動アシスト自転車に限ったことではないのですが、家電なども機能が進化して増えてくるとどうしても複雑になってしまいますよね。使いこなせる人にはとても便利なんですが、使いこなせないと機能の多さが煩わしくなってしまいます。
PAS SIONシリーズの電源スイッチはそういった煩わしさを取り除いて必要最低限の機能だけを残し徹底的にシンプルな作りになっています。
また、ボタンや液晶画面の数字が大きく見やすいので、さらに操作がしやすくなっています。
このシンプルなスイッチには照度センサーがついていて、暗くなると自動でライトが点灯するオートライト機能が搭載されているので、ライトのつけ忘れも防げ、夜間の運転も安心ですね。
L字型の両立スタンドは車体を持ち上げなくても軽く踏むような感じで簡単にスタンドをかけることができます。オートロック機能がついているのでロックのかけ忘れで転倒してしまうこともなく安全です。
そしてリアキャリアにもひと工夫されていて、つかみやすいようにキャリアの前の部分が少し上に向かって持ち手のように曲がっています。この部分をつかんで軽くスタンドを踏めば力のない人もとても簡単にスタンドがかけられます。
車体からハンドルが出ている部分についているパーキングストッパーのダイヤルを回すとハンドルにロックをかけることができます。駐輪時に重い荷物を乗せたり降ろしたりするときにもハンドルがぐらつくことがないので安心ですね。このダイヤルは片手で簡単にまわす事ができます。運転するときには必ず解除するように気をつけてください。
新型のドライブユニットを搭載することにより、これまでよりもさらに車体重量が軽くなりました。PAS SION-Uは21.9kg(-0.5kg)、PAS SION-Vは23.6kg(-0.3kg)です。特にPAS SION-Uの21.9kgという重さは一般的な内装3段軽快車と大差がないので、力の弱い女性の方でも扱いやすいと思います。
また前車輪部分に着いているスピードセンサーは新開発のスピードセンサーになり、機能面はそのままで外径は約半分になっているのでこれも車体の軽量化につながっています。そしてデザイン面でもスッキリとしました。
高齢シニア層はもちろん、若い方でも小柄な方や力が弱く重い自転車が苦手な方にもおすすめです。
特にPAS SION-Vは、これまでサイズとデザイン面で電動アシスト自転車を敬遠していたシニア男性にピッタリのモデルだと思います。