電動アシスト自転車の選び方ガイド

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電動アシスト自転車の維持費はどれくらい?

2015年9月22日

バッテリー充電の電気代

まず日常的にかかる費用としてはバッテリーを充電する際の電気代があります。電気代はバッテリー容量によって変わってきますので、以下を参考にしてください。

バッテリー
容量
充電時間充電コスト走行距離
の目安
17.6Ah約5.5時間
(急速)
約12円約68km
13.2Ah約4.5時間
(急速)
約10円約46km
8.9Ah約4.5時間約6円約30km
6.6Ah約4時間約5円約24km
5Ah約3時間約3円約18km
3.1Ah約2時間約2円約11km

※電気代は22円/kWh(2014年3月当社調べを基準)として計算。

出展:パナソニック サイクルテック株式会社

ヤマハ・ブリヂストンの公式サイトではこまかく発表されていませんが「1回の充電で約10円」となっていますので、おそらくパナソニックの表と同じような数字だと思われます。
パナソニックの最大バッテリーでも約12円ですから、毎日充電したとしても1ヶ月で約360円。かなり安いですね!

修理やメンテナンス費用

自転車部分の修理代やメンテナンス費用は、基本的には普通の自転車よりもやや高めになります。また使い方によってはパーツの交換サイクルもやや早くなる場合もあります。

ブレーキやタイヤは消耗品

普通の自転車で日常的に修理する頻度が高いのはタイヤ・チューブ関係とブレーキ関係が多いです。このあたりは消耗品ですので電動アシスト自転車の場合もやはり修理頻度は高くなります。そして電動アシスト自転車はその特性上、普通の自転車よりも消耗は激しくなってしまうので、通常よりも質の良いパーツを勧められることが多く、費用も高めになることが多いです。
使うパーツにもよるので一概には言えませんが、普通の自転車の修理よりも1.2~1.5倍程度の値段になることが多いと思います。
タイヤ・チューブ交換は自転車修理の中でも高い部類に入ると思いますが、例えば普通の自転車で5,000円くらいだとしたら電動アシスト自転車の場合は6,000円~8,000円くらいが目安です。ただしスポーツ系モデルや子供乗せモデルはサイズが特殊なためさらに高くなる可能性もあります。

アシスト関係の修理費用は高い

自転車部分の修理は普通の自転車に比べて高いと言っても数千円程度ですが、アシスト部分の修理となると、ぐっと値段が高くなってしまいます。例えば電源を入れるスイッチの交換だけでもは1万円以上~2万円以上かかります。モーターの交換ともなると4~5万円ほどかかる場合もあります。
ただしこれらの部品は大切に使っていればそうそう壊れる物ではありませんので必要以上に心配しなくても大丈夫です。もちろん事故などで物理的に大きな衝撃が加われば壊れてしまいますが、そうでなければ1~2年程度でダメになるということはほぼありません。

バッテリーの交換

電動アシスト自転車のコストの中でもバッテリーが占める割合はかなり大きいです。そのためバッテリーを買い換えるとなると想像以上に費用もかかってしまいます。安いものでも3万円弱程度、高い物だと5万円弱にもなります。バッテリー交換の値段のことを知らずにアシスト自転車を買い、いざ交換するときに値段を聞いてびっくり!という方も結構多いんです。

しかし最近ではバッテリーの性能がかなり良くなってきているので以前より交換の必要性は減りました。以前は300~400回程度の充電で走行距離が半分ほどに落ちていたのが、現在のバッテリーは700~900回程の充電で半分程度に落ちるくらいの性能になっているので、以前よりも倍くらいの期間バッテリーを使うことができます。
また以前では3Ahくらいの新車モデルで8万円ほどだったのが現在では同じ値段で5Ah以上のバッテリーがついているので、さらにバッテリー買い替えの必要頻度が減りました。
以前では2年程度でバッテリーの買い替えが必要だったのが、最近のモデルでは場合によってはバッテリーの寿命よりも先に自転車部分の寿命が来るということもあり、買い換える必要のない場合もあります。

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