電動アシスト自転車の選び方ガイド

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バッテリーってどんなもの?

2015年8月25日

電動アシスト自転車はモーターの力で人がペダルを漕ぐ力を助けてくれます。そのモーターに電気を供給してくれるのがバッテリー。バッテリーがなければ電動アシスト自転車のアシスト力はなくなってしまいます。

現在の主流はリチウムイオンバッテリー

現在ブリヂストン・ヤマハ・パナソニックの電動アシスト自転車は全てリチウムイオンバッテリーを使っています。以前はニッケル水素やニカドという安いバッテリーもありましたが、これらは継ぎ足し充電ができないというデメリットがありました。正確にはできないことはないのですが、継ぎ足し充電をすると寿命が縮みやすかったのです。

継ぎ足し充電とは・・・
バッテリーの残量が完全に無くなる前に充電することです。

それに対してリチウムイオンバッテリーは継ぎ足し充電ができるというメリットがありましたが、ニッケル等に比べて値段が高いのがデメリットでした。ですから以前は安いモデルはニッケル水素バッテリーで高いモデルにはリチウムイオンバッテリーが使われていたのです。

ですが技術の向上によって以前よりも容量が大きいリチウムイオンバッテリーを安く作ることができるようになったので、現在は廉価モデルから最上位モデルまで全てリチウムイオンバッテリーを搭載するようになりました。
ネット通販等で激安で売っている中国製の電動アシスト自転車等は未だにニッケル水素バッテリーやニカドバッテリーを使っている物もあります。

バッテリー容量の違い

電動アシスト自転車にはバッテリーが必需品になってきますが、全てのモデルに全く同じバッテリーがついているわけではありません。形状の違い等もありますが大きな違いはバッテリーの容量です。

ではバッテリーの容量が違うと何が違ってくるのでしょうか?
答えは・・・「走行できる距離」です!
バッテリーの容量はAh(アンペア)という単位で表されていますが、この数値が大きいほどバッテリー容量が大きく、1回の充電でアシストして走行できる距離が長くなるということです。

例えばカタログ等に「6Ah」とか「12.8Ah」と書いてありますが、「12.8Ah」は「6Ah」の2倍くらいの容量があるということで、全く同じ条件であれば2倍くらいの距離をアシストしてくれることになります。
ただし走行する条件やバッテリーの劣化の度合いによって走行距離は大きく変化するので、あくまでも目安と考えてください。

バッテリーは消耗品

リチウムイオンバッテリーは継ぎ足し充電ができますが、全く劣化しないというわけではありません。もちろん経年劣化というものもありますし、厳密には1回充電するごとにほんの少しずつ劣化していくのです。
ですから数年もするとバッテリーの実際の容量は新品の頃に比べてかなり減ってしまいます。そしてこの減り方は充電回数・保管方法・使い方によって大きく変わってくるので、1~2年でダメになったという人もいれば10年近く使えているという人もいます。

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