おすすめの電動アシスト自転車・人気モデルの比較・選び方や疑問点など、現役自転車店スタッフがあなたの電動アシスト自転車選びをサポートします!
2016年5月3日
子供乗せタイプの人気モデル、ブリヂストンのアンジェリーノeとパナソニックのギュット・DXを比較しました。
まず大きく違うのがバッテリー容量の大きさです。アンジェリーノeは8.7Ahなのに対してギュットは12.0Ahもあります。そのため走行距離も大きく変わり、ギュットはなんと最大で67kmも走行することができます。長距離を走る方にはギュットがおすすめですね。
大容量バッテリーのメリットはなんと言っても走行距離の長さですが、長距離を走らない方にも充電回数が少なく済むというものがあります。特にこういった子供乗せモデルの場合は、小さなお子様を抱っこして荷物を持つ、ということが多くあると思います。その上充電のためにバッテリーを外して持つとなるとけっこう大変です。できるだけ充電の回数を少なくしたい方にも大容量バッテリーはおすすめです。
ただし大きなバッテリーはその分重くなる、というデメリットもあります。
どちらも前タイヤを小さくして前ハンドルの中間にチャイルドシートがはめ込まれているタイプです。後付けチャイルドシートに比べて重心が低くなるので安定感があります。タイプとしてはよく似ていますが、ベルト部分に大きな違いがあります。
アンジェリーノeのバックルは5点式で、肩だけでなく腰もしっかりと固定してくれます。ベルト調整のアジャスターにボタンがついて、以前より簡単に調整ができるようになりました。
ギュット・DXのベルトは巻き取り式で、シートから引き出して止めるタイプなので細かい調整の必要がなく簡単です。車のシートベルトのような感じをイメージしていただくとわかりやすいと思います。3点式バックルですが、巻き取り式なのでぴったりとフィット感があります。
両モデルとも、駐輪時にハンドルを固定できるハンドルロックの機能がついています。前にお子様を乗せるタイプなのでハンドルロック機能は安心できますね。
アンジェリーノeのハンドルロックは手元のハンドル部分で運転者が操作してハンドルにロックをかけます。親指でレバーを押しながら人差し指で反対側のレバーを引き上げるので少しコツがいります。文章で説明するとややこしく聞こえるかもしれませんが実際にやってみるととっても簡単ですよ。コツさえつかんでしまえば、運転者の好きなタイミングでロックがかけられる、というメリットがあります。
ギュットのハンドルロックはスタンドと連動していて、スタンドをかけた時に同時にハンドルロックがかかるようになっています。ですからコツもいりませんし、特別な操作も必要ありません。デメリットとしてはアンジェリーノeとは逆で、好みのタイミングでハンドルロックがかけられないということです。
タイヤの空気圧をチェックする機能が車輪についています。電動アシスト自転車は普通の自転車よりもタイヤの空気の減りに気付きにくいので、空気圧が目で見てわかるのはとても便利です。
スピードセンサーがハブに内臓されていて外に出ていないので、レール式駐輪場等でレールに当たり壊れてしまう心配がありません。